お知らせ

  • 論文発表

    2025年8月5日付けで、東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程4年 薛 世玲那さんの筆頭論文が下記の通り出版されました。

    「実践的なヒトiPS細胞からの迅速かつ高硬質な運動ニューロン誘導プロトコール」に関する報告です。

    Setsu S, Morimoto S, Nakamura S, Ozawa F, Okano H. Protocol for the induction of human spinal motor neurons from human induced pluripotent stem cells for studying amyotrophic lateral sclerosis. STAR Protoc. 2025 Aug 5;6(3):104016. doi: 10.1016/j.xpro.2025.104016. Epub ahead of print. PMID: 40773352.

  • 開催報告

    2025年8月4日 第8回再生創薬セミナー(Marinna Madrid先生)

    第8回再生創薬セミナー
    日時:2025年8月4日(月)
    場所:キングスカイフロント RGB2
    開催方法:現地開催

    セルリノ・バイオテック(Cellino Biotech, Inc.)社 マリナ・マドリッド博士(Marinna Madrid, PhD)に、

    Autonomous Biomanufacturing of iPSC-Based Cell Therapies」というタイトルでご講演を賜りました。

    独自の「光学バイオマニュファクチャリング」技術をお話頂き、会議室も数多くの聴講者で溢れ、

    大変有意義なセミナーとなりました。

    Madrid先生、有難うございました。

  • 開催案内

    神奈川県の取り組みで、キングスカイフロントやKRMと『はたらく細胞』がコラボ!

    神奈川県が取組む再生・細胞医療の産業化、最新技術の実用化促進について、下記の通り『はたらく細胞』とのコラボスタンプラリー形式で、KRMの取り組みが紹介されます。是非ご参加ください!

    【イベント内容】

    キングスカイフロントで3つのスポットを巡るスタンプラリーを開催します。3つのスタンプを集めた方には、3日間限定で、『はたらく細胞』の血小板の限定アクリルキーホルダーをプレゼントします。

    <スタンプラリー開催期間>

    令和7年8月12日(火曜日)から29日(金曜日)9時から17時まで平日のみ開催。

    <キーホルダー引換期間>

    令和7年8月12日(火曜日)から14日(木曜日)9時から17時まで。(各日先着100個

    <スタンプ設置場所>

    ①小島新田駅(京急大師線)

    ②川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)

    ③ライフイノベーションセンター(LIC)  

    (注1)LIC1階でアクリルキーホルダーと交換ができます。

    (注2)限定アクリルキーホルダーの引き換えは、おひとり様1個です。

    (注3)本イベントは予告なく中止・変更する場合がございます。

    以下のHPをご確認下さい。
    神奈川県HP
    リーフレット
  • その他

    2025年7月30日付けで、センター長 岡野 栄之先生が日本炎症・再生医学会 名誉会員に就任

    2025年7月30日

    センター長 岡野 栄之先生が、日本炎症・再生医学会 理事長退任に伴い、 同学会 名誉会員に就任しました。

  • 論文発表

    2025年7月24日付けで、副センター長 森本 悟先生の共著論文が下記の通り出版されました。

    「ALS関連RNA結合タンパク質による、RESTの発現抑制を介したUNC13Aの転写促進」に関する報告です。

    Watanabe Y, Suzuki N, Nakagawa T, Hosogane M, Akiyama T, Kageyama N, Funayama Y, Warita H, Morimoto S, Okano H, Aoki M, Nakayama K. ALS-associated RNA-binding proteins promote UNC13A transcription through REST downregulation. EMBO J. 2025 Jul 24. doi: 10.1038/s44318-025-00506-0. Epub ahead of print. PMID: 40707625.

  • 学会発表

    嶋田チームリーダーが第48回日本神経科学大会にて講演を実施

    48回日本神経科学大会 シンポジウム「脳の理解のための神経回路構築と応用」
    日時:2025年7月24日
    開催地:朱鷺メッセ(新潟県)
    にて、嶋田チームリーダーが、「Impelling the borders of brain organoids to study Alzheimer’s disease」という演題で講演を行いました。
  • 論文発表

    2025年7月付けで、副センター長 八代 嘉美先生の筆頭・責任著者論文が下記の通り出版されました。

    「保険適用範囲を超える重度熱傷患者に対する自己由来培養表皮シート(JACE®)50枚以上の使用効果の評価」に関する報告です

    Yashiro Y, Inoie M. Evaluation of the usage of more than 50 sheets of autologous cultured epidermis (JACE®) sheets in treating patients with severe burns beyond insurance coverage limits. Regen Ther. 2025 July. doi: 10.1016/j.reth.2025.07.005.

  • 開催報告

    2025年7月18日 第5回再生創薬セミナー(森實隆司先生)

    第5回再生創薬セミナー
    日時:2025年5月18日(木)
    場所:キングスカイフロント RGB2
    開催方法:現地開催

    Harvard Medical School/ Massachusetts General Hospital 森實隆司教授に、

    From Bench to Bedside: Organoids and Organoid-on-a-Chip for Kidney Therapeutics」というタイトルでご講演を賜りました。

    最先端のご研究内容をわかりやすくお話頂き、活発な質疑応答もあり、大変有意義なセミナーとなりました。

    森實先生、有難うございました。

  • 開催案内

    2025年8月4日 第8回再生創薬セミナー(Marinna Madrid先生)のご案内

    第8回再生創薬セミナー(Open)
    日時:2025年8月4日(月)15-16時
    場所:キングスカイフロント RGB2内 川崎市キングスカイフロントマネジメントセンター 会議室
    開催方法:現地開催

    セルリノ・バイオテック(Cellino Biotech, Inc.)社 マリナ・マドリッド博士(Marinna Madrid, PhD)に、

    Autonomous Biomanufacturing of iPSC-Based Cell Therapies」というタイトルでご講演を賜ります。

    是非御参加下さい。

    参考webサイト:LINK-J HP内

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    ■ 講師略歴
     マリナ・マドリッド博士は、ハーバード大学大学院にて応用物理学の博士号および修士号を取得したバイオフィジシストです。博士課程でナノスケールのレーザー光学技術を応用した細胞内デリバリー手法を共同発明し、複数の特許を取得しました。学部はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で生物物理学を専攻し、同大学卒業後に最先端テクノロジーによる医療革新を志して企業の道へ進みました。博士課程での研究成果を基に、レーザー、ロボティクス、計算技術(AI)を組み合わせて多様な細胞を作製するバイオテクノロジー企業Cellino Biotech社(セルリノ・バイオテック)を共同創設し、現在同社にて最高製品責任者(Chief Product Officer)を務めながら、個別化iPS細胞治療の自動製造プラットフォーム開発を牽引しています。

     マドリッド博士はこれまでに数々の表彰を受けています。ハーバード大学大学院在籍中にGraduate Prize Fellowshipを授与され、ハーバード医科大学CatalystプログラムのAccelerator Grantにも採択されました。また2019年には米国Forbes誌によるヘルスケア分野の「30歳未満の30人(30 Under 30)」に選出されています。研究者として多数の査読付き論文を発表し、自家由来iPS細胞を用いた細胞療法に関する初の包括的レビュー論文の筆頭著者でもあります。

    ■ セルリノ・バイオテック社について
     セルリノ・バイオテック(Cellino Biotech, Inc.)社は米国マサチューセッツ州ケンブリッジに拠点を置く先端バイオマニュファクチャリング企業で、患者由来の細胞・組織・臓器のリプレースメントを実現する個別化医療の実用化に取り組んでいます。同社は独自の「光学バイオマニュファクチャリング」技術を開発しており、レーザー光学技術と機械学習・ロボティクスを融合した自律型プラットフォーム「Nebula」によって、高品質な誘導多能性幹細胞(iPS細胞)ベースの細胞治療製品を効率的かつ大量に製造することを可能にしています。セルリノ社のシステムでは、画像解析AIが最良の幹細胞コロニーを識別し、レーザーで不要な細胞のみを正確に除去することで、一細胞レベルで培養を最適化します。このように人手に頼らない自動選別と除去を行うことで、従来は職人芸とされたiPS細胞培養の再現性・効率性を飛躍的に高めています。さらに製造過程を完全に閉鎖系で行うため、従来必要とされたクリーンルーム環境への依存を減らし、汚染リスクを大幅に低減しています。

     セルリノ社のこうした革新的プラットフォームは、アメリカ食品医薬品局(FDA)からも高く評価されています。2025年5月には、同社の光学的iPS細胞製造技術がFDAの先進的製造技術(Advanced Manufacturing Technology, AMT)指定を受けました。このAMT指定は、セルリノ社の自動化技術が高品質なiPS細胞をスケールアップして次世代の再生医療を産業化し得る画期的可能性を持つことを示すものです。またAMT指定の取得により、セルリノ社のプラットフォームで製造された治療法はFDA審査過程において優先的なサポートを受けられるようになり、実用化への道筋が加速することになります。セルリノ・バイオテック社は、こうした技術力を背景に他企業との提携も積極的に進めており、自社の自動化プラットフォーム「Nebula」を通じて個別化細胞治療のグローバル展開に貢献しています。

    ■ 講演概要
     本講演では、「自律型バイオ製造」によるiPS細胞ベースの細胞治療の最新動向と今後の展望についてご講演いただきます。iPS細胞由来の細胞療法は、患者本人の細胞から目的の組織を作り出せる再生医療の新たなパラダイムとして期待されていますが、その製造プロセスは非常に複雑で、長らく多大な労力を要する手作業に依存してきました。限られた熟練技術者がコロニーの手作業継代や細胞のピッキングを行う必要があるため、生産規模の拡大が困難で、多くの有望な治療プログラムが初期の臨床試験段階を超えて進展しない要因となってきたのです。マドリッド博士はこれらの課題を解決すべく開発された自動化・標準化されたiPS細胞製造技術について解説します。セルリノ社が開発した画像認識AIとレーザー加工技術を組み合わせた光学的プロセスでは、細胞培養の各ステップにおいて精密さ、再現性、スケーラビリティが飛躍的に向上し、従来にない安定した品質でiPS細胞を製造できることが示されています。講演ではこの最先端プラットフォーム「Nebula」の仕組みと、それがいかに人手を介さない閉ループ自動製造を実現しているかが紹介される予定です。

     自律型のiPS細胞製造は、患者ごとにオーダーメイドされる細胞治療を迅速かつ大規模に提供する上で鍵となる技術です。完全に自動化された光学バイオマニュファクチャリングにより、治療用細胞の生産工程が飛躍的に効率化されれば、臨床第1相から商業規模までスムーズにスケールアップできるようになり、従来は治療困難だった慢性変性疾患などに対しても患者自身の細胞を用いた根治的アプローチが現実味を帯びてきます。実際、米国だけでも1億人以上がiPS細胞由来の再生医療から潜在的な恩恵を受け得るとされており、本講演で取り上げる自律型バイオ製造技術の発展は、世界規模で再生医療を次の段階へと押し上げる原動力になると期待されています。最先端テクノロジーによる「生きた薬(Living Medicines)」の実現が目前に迫る中、本講演は再生医療・細胞製造分野の研究者・技術者にとって貴重な知見を得る機会となるでしょう。

  • 論文発表

    2025年7月14日付けで、センター長 岡野 栄之先生の共著論文が下記の通り出版されました。

    「ATRXの相分離凝集体が神経前駆細胞のアイデンティティを調節する」現象に関する報告です。

    Tomooka R, Sanosaka T, Miyagi T, Andoh-Noda T, Banno S, Mizota N, Kanekura K, Okano H, Kohyama J. Phase separated condensates of ATRX regulate neural progenitor identity. Nat Commun. 2025 Jul 14;16(1):6489. doi: 10.1038/s41467-025-61881-0. PMID: 40659667; PMCID: PMC12259971.

  • 開催報告

    近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー(HMSN-P)患者レジストリを活用した エビデンス創出研究」第1回班会議の開催

    2025年7月6日(日)那覇市IT創造館において、

    近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー(HMSN-P)患者レジストリを活用した エビデンス創出研究」第1回班会議が開催されました。

    班会議では、下記の通り当センターメンバーからも発表が行われました。

    ・岡野 栄之 センター長「新薬候補シーズの探索」

    ・森本 悟 副センター長「サロゲートマーカーの確立」

    また、患者・家族会「希の会」の方々を中心とした多くの方が参加されました。

  • 論文発表

    2025年7月5日付けで、センター長 岡野 栄之先生の共著論文が下記の通り出版されました。

    「眼内における脂肪由来間葉系幹細胞の追跡:IVIS画像解析とAlu PCRの統合によるヒト細胞の検出精度向上」に関する報告です。

    Rusch RM, Inagaki E, Ago K, Yoshida T, Ueno Y, Nonaka H, Okano H, Nakamura M, Shimmura S. Tracking adipose-derived mesenchymal stromal cells in the eye: Integrating IVIS imaging and Alu PCR for enhanced detection of human cells. Regen Ther. 2025 Jul 5;30:333-338. doi: 10.1016/j.reth.2025.06.018. PMID: 40689374; PMCID: PMC12273207.

  • 講演報告

    森本副センター長がfunakoshiウェビナーにて講演を実施

    funakoshiウェビナー
    日時:2025年7月4日(金)
    森本副センター長が、「ALSの新たな治療戦略の提唱 ~ALSにおけるNeuronal cholesterolの意義~ 」という演題でウェビナーを行いました。
  • その他

    岡野センター長が、国際幹細胞学会(ISSCR)の理事長に就任しました

    本日7月1日付で、岡野センター長が国際幹細胞学会(ISSCR)理事長(President)に就任しました。

    HP:Board of Directors + Committees — International Society for Stem Cell Research

    About ISSCR,

    A mission to promote excellence in stem cell research and applications to human health.

    Founded in 2002, the International Society for Stem Cell Research (ISSCR) is an independent, global, nonprofit organization that promotes excellence in stem cell science and applications to human health. Our vision is a world where stem cell science is encouraged, ethics are prioritized, and discovery improves understanding and advances human health.

    The ISSCR represents nearly 5,000 scientists, educators, ethicists, and business leaders across 80+ countries. Each ISSCR member makes a personal commitment to uphold the ISSCR Guidelines for Stem Cell Research and Clinical Translation, an international benchmark for ethics, rigor, and transparency in all areas of practice.

  • 論文発表

    2025年6月26日付けで、センター長 岡野 栄之先生の共著論文が下記の通り出版されました。

    「トレハロースによる、ヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞におけるVEGFの分泌を介した神経分化促進」に関する報告です。

    Roose SK, Mizukami Y, Muto J, Okano H, Nakamura M, Nagoshi N. Trehalose enhances neuronal differentiation with VEGF secretion in human iPSC-derived neural stem/progenitor cells. Regen Ther. 2025 Jun 26;30:268-277. doi: 10.1016/j.reth.2025.06.012. PMID: 40654519; PMCID: PMC12246652.

  • 学会発表

    嶋田チームリーダーが脳オルガノイドミーティングにて発表

    脳オルガノイドミーティング
    日時:2025年626
    開催地:国立精神・神経医療研究センター
    にて、嶋田チームリーダーが、「Development of Astrocytes-Enriched Cortical Organoids (ACOs) and Their Transplantation into a Mouse Brain」という演題で発表を行いました。
  • 2025年6月12日付けで、チームリーダー 遠山 周吾先生の責任著者論文が下記の通り出版されました。

    「吸引法を用いた均質なiPSCスフェロイドおよび微小組織の作製プロトコル」に関する報告です。

    Moriwaki T, Tani H, Haga K, Tohyama S. Protocol for production of homogeneous iPSC spheroids and microtissues using the suction technique. STAR Protoc. 2025 Jun 20;6(2):103891. doi:10.1016/j.xpro.2025.103891.

  • 論文発表

    2025年6月6日付けで、チームリーダー 遠山 周吾先生の責任著者論文が下記の通り出版されました。

    「セリン合成経路によるヒト多能性幹細胞からの心臓分化調節」に関する報告です。

    Umei TC, Tohyama S, Morita-Umei Y, Katoh M, Nomura S, Haga K, Hishiki T, Matsuura T, Tani H, Soma Y, Sekine O, Ohno M, Nakamura M, Moriwaki T, Kishino Y, Fukuda K, Ieda M. Serine synthesis pathway regulates cardiac differentiation from human pluripotent stem cells. iScience. 2025 Jul 18;28(7):112843. doi:10.1016/j.isci.2025.112843

  • 学会発表

    第66回日本神経病理学会総会学術研究会

    2025年6月5日(木)~7日(土) に和歌山城ホールで開催される第66回日本神経病理学会総会学術研究会にて、センター員が下記の発表を行います。

    森本悟. ミトコンドリアを基軸としたKii ALS/PDC病態の考察.第66回日本神経病理学会総会学術研究会 和歌山. 2025.6.5-7.(招待演題)口演

  • 受賞のお知らせ

    センター員 加藤 玖里純:第66回日本神経学会学術大会-学生・研修医最優秀口演賞

    2025年5月24日(土)(大阪)

    第66回日本神経学会学術大会
    学生・研修医口演セッション01 優秀口演賞候補セッション
    学生・研修医最優秀口演賞
    演題名:Kii ALS/PDC患者におけるSSBP1-HSF1 axis異常とミトコンドリアタンパク質恒常性破綻

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